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ノンアル・微アルの商品開発競争を楽しむ

そもそも「ノンアル」という言葉は、自分には関係のない言葉として、今までスーパーに行ってもそうした陳列コーナーは素通りして近寄ることがなかったのですが、なぜか最近は自宅の冷蔵庫に時々入っているようになりました。

10年とか20年ほど昔は、深夜にビールを飲みながら仕事に関わる文書を書いていると、不思議と言葉が浮かんできて、一応それなりにまとまった文章が出来上がったりしていました。それを別に不謹慎と思うこともなく、いつもながら「魔法の水」の恩恵に与かっていたわけです。

それが最近は「魔法の水」が「阿呆の水」になったかの如く、一向に言葉が下りてくることがなくなりました。読んでいる文字も目から入ってそのまま頭の後ろから出ていくかのように、ページはめくっているものの何も残っていません。まるで眠っていたのかと自分で勘違いするくらいです。いや実際にカクンと眠っていることも多々あり・・・

そんな訳で最近、恐る恐るノンアルビールというものに手を出してみたのですが驚きました。今更ながらという訳ではありませんが、本当に企業努力がうかがえる味ではないですか。もちろんビールではないので、いくら飲んでも酔いを感じることはなく、かといってビールのように次々とお替りしようという欲が出てくることもなく、程ほどにビールを感じることが出来る飲み物に感動してしまいました。

アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーが、それぞれメーカーごとに様々な味の工夫をし、缶のラベルで新しいイメージを創造しようと努力を重ねています。そんなことを思っていると、これからはアルコール度数が0.5%未満という「微アル」市場が賑わってくるようです。ノンアルの物足りなさをカバーする新商品の開発競争です。

ビール業界のこうした商品開発の競争を見ていると、当事者は必死なのかも知れませんが、外野で酔っぱらっている観客からするとワクワクする楽しさを感じます。最近の税制改正とのイタチごっこも気の毒だなと思いながらも、そこで更なるイノベーションにチャレンジするそれぞれのメーカーには、新たな付加価値の創造と市場への提案めざして頑張って欲しいと思います。

そういえば発泡酒や第三のビールと言われる「亜流ビール」も最近は本当においしくなっていて、モノによってはいわゆる「本物のビール」と遜色ないレベルになって来ています。さすがにノンアルとは訳が違うというか、なんだかんだ言っても微アルが登場すること自体、やっぱり最後はアルコール度数がビールの味わいには決定的ということなのでしょう。

ところでアサヒビールの分析によると日本人の20~60代の人口8千万人のうち、約4千万人は「酒を飲めない」あるいは「飲めるけど飲まない」層ということです。酒好きの反対に位置する50%の市場をもビールメーカーが、新たなドメインとして開拓する、こうしたイノベーションに果敢に挑戦する姿勢には、大いに学ぶところがあります。

女性の社会進出や高齢化社会という経営環境の変化も併せて考慮していると思うのですが、発泡酒に続いて第三のビール、そしてノンアルに微アル、更には糖質ゼロビールなど、バリエーションが豊か過ぎる業界です。

サッポロファンの私はそんなに飲み比べをする方ではありませんが、コロナ禍で家飲みが普通になって来ているだけに、また今や「魔法の水」に頼れなくなっただけに、新商品開発競争を感じながら色々と試してみても酔い?かなと思っているのです。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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