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会計事務所を使いこなして経営を上手に続ける方法

2020.06.24 

「激変する経営環境の中で考えること」

 今年も暑い夏場を迎え、新型コロナウイルスのショックは少しおさまって来たかのようにも言われています。しかしこの秋から冬にかけての第2波、第3波が心配されますし、ワクチンが開発されるまでは明確な収束の展望を描くことはできません。

 来年に延期された東京オリンピックが本当に開催できるのか、規模縮小で開催することを検討しているといった話もありますが、少なくとも一年前には想像すら出来なかったことが、日本国内だけでなく世界を舞台にして起こっています。

 昨年のうち、また今年も1月、2月頃までに事業計画を作っていたところでは、経営環境がこうして激変する中、今期の事業計画はさておいて、当面の資金対策をはじめ、給付金や補助金、助成金などの準備に奔走されていたかもしれません。もちろん現在も雇用調整助成金、持続化給付金など引き続き様子を見ながら、という状況もあります。

 それでもこの間に売上が激減した企業にあっては、これから改めて事業を軌道に乗せていくことを考える時期に来ているように思います。ここで事業計画を見直すこと、すなわちPDCAのマネジメントサイクルにあってCAを通じて考えることが、自社を見つめなおす上で最もシンプルに出来ることであり、効果的なことだろうと思います。

 またこれまで必要性を感じながら事業計画を作っていないところでは、今がそのキッカケになればと思います。激変する外部環境を自社にとっての「機会」と「脅威」の視点から分析し、一方で「人・もの・カネ・情報」といった自社の経営資源(内部環境)について、「強み」と「弱み」の視点から分析してみること、いわゆるSWOT分析がスタートになります。

 それぞれの切り口で深堀して追及していくなら、これまで見えていた風景の向こう側に、気が付かなかった、また新しく生まれた「機会」や「強み」が見えてくるかもしれません。一番は機会と強みを掛け合わせた戦略、また強みを生かした脅威への対応策、更に弱みを克服する投資の必要性など、こうして新たな進む方向を検討する中で、今やるべきことも見えてくるはずです。

 もしかしたら新しい事業領域(ドメイン)への進出など、大きな戦略の見直しが出てくるかもしれません。テレビを見ていると新型コロナウイルスがもたらした混乱の中にあって、各地で新しいビジネスモデルが生み出されています。あなたの会社に出来ないはずがありません。

 コロナと共存する新しい生活スタイルにおける当面の戦略、そして混乱が落ち着いたポストコロナにおける戦略など、これから2~3年を見通した事業計画づくりが、この混乱を生き残り、継続的な企業であり続けるためにも、いま求められているように思います。出来ればそんな希望を作る議論が社員を巻き込んで全社で行えるなら更に良いなと思います。

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